長野県知事選と県議補選
2022-8-8
昨日は長野県知事選挙の投開票日でした。
また、同時に上伊那郡区の県議会議員補欠選挙も行われました。
真夏の選挙戦で、知事は公務をこなしながらの選挙戦だったので、大変だったと思いますが、知事選は現職の阿部守一氏が圧勝し4選を果たしました。
長野県の副知事を経て知事に当選以来4期目の今回。安定した政策は県民の支持を大きく取り付け、投票総数の88%を獲得という圧倒的強さでした。
しかし、その裏で投票率は史上最低だったとか。イマイチ盛り上がらぬ選挙戦だったとも言えます。
新型コロナ対策や災害復旧、更にインフラ整備や社会保障など課題はまだまだ多い筈。是非よりよい長野県にして欲しいものです。
長野県知事選と言えば、かつては田中知事と他候補との熾烈な選挙戦が思い出されます。
田中知事を支持する方々と、反田中派の壮絶な選挙戦は今でも覚えていますが、建設業界は常に敗戦の苦渋をなめ、脱ダム宣言によってインフラ整備は尽くストップ。
そのツケが一昨年、昨年の豪雨災害に出たという方も居ます。私もそう思っています。
過去に見られぬ集中豪雨は今や当たり前のように起き、河川の氾濫があちこちで起きています。
驚くべきは我県では千曲川がそうだったし、今年は最上川など一級河川、それも大規模河川で堤防の決壊などが起きる事です。
流域の整備は勿論ですが、やはり山奥のダムによる治水も必要だと思わざるを得ません。
我伊那谷の直近の課題は、リニア新幹線の開通に合わせた道路整備と、天竜川上流最大の支流、三峰川の上流に計画されていた戸草ダムだと言われています。
戸草ダムは田中知事時代に中止になってしまったダムで、これにより三峰川上流での治水がなされ、天竜川下流にも大きな影響があるとされています。
他にも様々な課題がありますが、阿部県政4期目に大き期待したいものです。
県議補選は保守系の方と共産党の一騎打ち。さすがに共産党が勝利という訳にはいかなかったようですが、これが来年春の県議選通常選挙にどのような影響が出るのか?。そこは注目です。