「雨男」と「身の丈」

2019-10-29

 台風19号の被害の後、また千葉県で大雨による多大な被害が出るなど、今年は東日本が完全に台風や水害の被災地となってしまいました。
昨年は西日本で大きな災害が起きただけに、日本列島はこのところ毎年のように災害に見舞われています。
過去のデータや気象記録からすれば、千年に一度とか百年に一度という表現の猛烈な雨が降ったようです。今後の治水・防水対策の見直しは必要かと思います。
 そんな中、JRの中央線は特急あずさがようやく運行再開され、先の中央道に続きようやく我長野県南部と東京を結ぶ路線の確保がなされました。
陸の孤島からようやく脱出でしょうか。
また、佐久、軽井沢方面の在来線も運行再開され、長野県内各地と関東へのライフラインの確保がようやくなされたとか。
一方で昨日取り上げた木曽と伊那を結ぶ権平峠は通行止めが続き、復旧のめどが立たない状況とか。こちらは年内どころかしばらく開通の見込みが立たないとの噂です。
聞くところによれば、木曽地方から伊那市内の病院や開業医に通う人は結構いるそうで、その方たちは塩尻経由で通ってくるそうで大変なようです。一日も早い開通が望まれます。
 さて、そんな台風災害復旧に大きく貢献したのはやっぱり自衛隊。
もちろんボランティアの方々の大きなお力と、建設会社の頑張りも見逃せないけど、初期の危険な中で救助や復旧に当たったのは自衛隊と思っています。
その自衛隊の長である防衛大臣が「自分は雨男」と、就任以来3度の台風による被害と、そこに派遣された自衛官をねぎらう意味での話の導入に発したという発言が「不謹慎で軽率」としてまた叩かれているとか。
私なんか何かにつけて晴れるから「晴れ男」を強調し、「能天気」と自賛して見るけど、防衛相は反対らしい。
この場合、話のウケを狙った可能性が高いけど、災害時のことばとしては軽率と言われちゃうのはやや気の毒で、言わなきゃよかったのに・・・ね。
 一方、文部科学相もやってしまった。
来年から導入される大学入試の英語の民間検定試験導入をめぐり「身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」と発言。
しかし、経済的、地理的条件などで受験機会に格差が生まれるとの指摘がある中での発言だそうで、これには野党は猛反発とか。
身の丈って事は、経済的な事なのか、実力的な事なのか?や、地方の受験生に対する言葉なのか複雑でいろんな捉え方ができるけど、とりあえず文科相の発言としてはまずかった。
この萩生田さん。自民党内の若手の実力者らしいけど、時々問題発言をポロっと口に出す言わば「麻生二世」みたいな人。
今我が国は、国内では災害復旧に負われ、外交では韓国との対峙など問題が山積。この発言が大臣なら問題視されそうだけど私は政治家じゃないからお許しを。
そんな中、自民党や大臣たちがおかしな発言で揚げ足を取られないように慎重な発言をして欲しい。
ちょっとした気のゆるみで一気に形勢逆転はあり得る話。緊張感をもって政務に当たってもらいたいですね。

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