Ｇ７広島サミットが閉幕しました。
平和公園と原爆資料館を全首脳が訪問し献花するシーンから始まり、核軍縮を訴え、核戦争は決して行われてはならないとした広島ビジョンを発表しました。
　その一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領がサプライズ来日してサミットに参加し、ロシアのウクライナ侵攻を非難し、人道支援や軍事支援を必要な限り提供するとともに、ウクライナに平和を取り戻し自由で開かれた国際秩序を守り抜く決意を確認したそうです。
各国首脳と積極的に会談したゼレンスキー大統領は、欧州各国にＦ１６戦闘機の供与を求め、製造国のアメリカ大統領の承認を得たそうな。
これによりＦ１６戦闘機の供与とパイロットの養成訓練に入るそうだ。
しかし、実戦配備には時間がかかると思われ、逆にロシア上空に侵攻する可能性もあるけど、そこはバイデン大統領もロシア領土に攻撃しない事を確約させたとか。
　これらの記事を読み、広島のある市民が広島で核の廃絶を首脳たちが話し合う事の意義を訴える一方で、広島で戦闘機など武器の要請を行う事に懸念する声にも頷くところがあります。
日本は不戦国。平和憲法の下で外国同士の話とはいえ、戦闘機や武器の供与を要請したり承諾する事は残念という声も理解できます。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻は早期に止めさせるべきで、戦争を終結するためにはやむを得ぬ処置と各国首脳が判断した事だと認識します。
　核のない世界を訴えた今サミット。しかし、矛盾もある訳で、これからも核と核の傘の問題は続くんでしょう。
　また、このサミットでは中国の問題も大きく取り上げられ、中国は猛反発しているようです。
しかし。Ｇ７が中国に発するメッセージは中国側もよく考え、台湾やインド洋への侵攻などしない事を願います。
　余談ですが、この広島サミットではいろんな気になる報道もありました。
アメリカ大統領と夫人は特別扱いで、警備も車両もすべて別なんだという事実。
でもバイデンさんは途中で疲れてお休みなった部分もあったとか。他の首脳に比べてやはり年齢が上という印象は拭えません。
岸田首相の奥様が振舞ったというお好み焼きは好評だったとか。
広島と言えばお好み焼き。かつて御馳走になったお店を思い出します。
こうして広島サミットは閉幕し、各国首脳は帰国して行きました。