道路陥没事故
2025-1-31
早いもので今日で1月も終わりです。つい先日新年を迎えたと思ったのですが本当に月日の経つのは早いですね。
さて、これは建設業者のHPなので、どうしても触れなければならないのが埼玉県の陥没事故。
下水道管の老朽化により下水管に土砂が流れ込み、空間が出来てしまって陥没が起きたそうだけど、大きな市の下水道管はコンクリートの管が使われていて、汚水が変化するとコンクリートの壁を侵食する事があるそうだ。
今回の下水道管は直径が4.7mもある大型管だそうなので、その分陥没も大きくなったと思われます。
宮田村でも今から30年以上前に下水道整備がなされ、弊社も何年も工事に携わっていましたが、管径は本管でも200ミリメートル程度が多く、塩ビ管の為に今回のような本管が侵食される事は少ないけれど、亀裂や破損はあり得る事です。
また、周辺の埋戻し土砂が地下水などで流され、舗装が陥没してしまうのはよくあります。
今回の現場の様子を見ると穴がどんどん大きくなり、重機やクレーンが近づけない様子が伺えます。
また、下水道以外に上水道やガス、電話線も並んで埋設されている模様で、ガス漏れや電話の不通なんて事も起きているとか。
既に何日も中に閉じ込められている方の安否が心配ですが、二次災害を回避しなければならない作業なので大変だろうと思われます。
下水道管の調査や修理にも技術者職員や人材不足、予算面など課題が多く、今後もこうした事故が起きないとは言えません。
公共事業、特にライフラインや防災は大事な事だけど、一時期、公共事業を減らす事を公約に掲げて当選した政治家も多く、以来日本の建設業は低迷の一途となり、人手不足は深刻になっています。
無駄な事業はともかく、こうしたライフラインなど必要不可欠なものへの予算は計上すべきと考えますが、既になり手不足は深刻で、取り返しがつかない状況にも見えます。