松本サリン事件から30年

2024-6-27

 今日はあの松本サリン事件から30年目の日だそうで、新聞やテレビではその報道がなされていますが、松本サリン事件と言えば私の記憶は河野義行さんを犯人扱いし、無実の方を犯人として堂々と報道したマスコミの事を思い出します。
 今朝の紙上には、当時の反省を込めた社説も載っている紙もあり、今では当時は分からなかった事への反省の弁が出てきている事は少し安堵です。
でも、あの当時、東京のキー局の報道番組でキャスターを務め、河野さんを犯人だと決めつけて大声で報道していた方が、今では国会議員、しかも事もあろうに長野県から選出の参議院であることにまったく理解しがたいものがあります。
河野さんへの謝罪は勿論だけど、松本の地で起きた事への反省として、少なくとも長野県から出馬した事に非常に違和感を感じています。
しかも2度目の当選も果たし、更に衆議院への鞍替え迄噂されるとは、長野県民もなめられたものです。
お立ちになるなら何処か他県に行って欲しいですけどね。
 話しが少しそれましたが、ここにきて、当時の捜査にあたった方の語録や医療機関に従事されていた方のインタビュー記事が目につきます。
どうやら事件から6日ほどで、原因物質が「サリン」ではないかと突き止めていた事。
その後の捜索でサリンの製造に必要な薬剤などを購入している不審者が、オウムの信者だと解ったが、そうこうしているうちに翌年3月に地下鉄サリン事件を起こされてしまった事などが報じられています。
当時は教団の恐ろしさもあっただろうから、うかつに踏み込めない事情もあったと思われます
一方、医療機関はその時の教訓などから、連携して患者を仕分けたり、情報共有によって混雑や医療パニックを起こさない手法が出来、それが新型コロナでも活かされたとか。
こうした教訓は次の時代に、次に何か起きてしまった時に活かして欲しいものです。
しかし、患者のカルテの保存など、予算の問題もあって廃棄してしまう事も問題とか。
滅多にない症状事例だけに、必ず役に立つと思うけど、廃棄しちゃうんですって。
そしてマスコミ。
確かに犯人像を公表したのは長野県警だけど、確証が無く、結果的には誤報でした。
お陰で河野さん一家のその後は体験だったと思うし、奥様は結局意識を回復することなく先立たれました。
これを報じた報道陣は大いに反省し、今後は誤報の無いように願うところ。少なくとも仮にそうでも、人権とかプライバシーってのは大事にして欲しいところです。
更に言えば、その後国会議員になられるなら、きちんと謝罪し、そのことは常に心の片隅に置いて活動して欲しいものです。
松本サリン事件は、まだ若かりし頃に起きた強烈なイメージの事件で、その後の地下鉄サリン事件が起きた時の衝撃と、上九一色村の施設は記憶に残っています。
第7サティアン、見に行ってしまいましたね。

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