田植え
2023-5-17
今は春の農作業の最中の宮田村です。
昨日は天気も回復し、好天に恵まれる中、我が家でも田植えを行いました。
例年もう少し早い日にちに田植えをしてきましたが、今年から農協の指導により去年までのモチからコシヒカリへと品種を変えることになり、田植えの時期も若干遅くなりました。
宮田村では「宮田方式」と呼ばれる独特の農業政策がなされ、全村一つの集団営農(営農組合を全村一つにまとめる)や、標高によりコシヒカリとモチヒカリという品種を分けて耕作する等を行ってきました。
そんな宮田産のお米は品質が良く味が良いと評判なんだそうで、都会のある地域の生協やふるさと納税の返礼品として人気が高く、特にコシヒカリが人気で品不足気味とか。(事実は定かではありません)
したがって今までは標高を考慮して、我社の前の広域農道から西側の田圃は全てもち米を作ってきましたが、今年からコシヒカリに変更せよとの指導であります。
そのコシヒカリ。農薬の成分を制限され、何処よりも安全で安心なお米を提供するために、農家は耕作に関わる日誌をつけ、除草剤など農薬は制限されての耕作になります。
これが結構大変で、雑草やノビエに苦労する農家も多いそうです。
そんなこんなで昨日は1日かけて田植えを行い、これから秋の収穫までいろんな管理をしていく事になります。
しかし、正直なところ、お米を少しばかり耕作しても価格が安くてとても生活の糧にはなりません。
どちらかと言えば、田んぼを守るために仕方なく稲を植え、水田の管理や畦畔の草刈りを懸命に行っています。
でも、俗にいう「一銭にもならない作業」が多く、後継者もままならぬと言うのは実態でしょう。
近年は村内の中高年の人達がグループを作り、作り手の居ない水田の担い手として広範な田んぼを集団で耕作してくれるグループが増えてきました。
この方たちのお陰で宮田村の遊休農地はゼロだと誇る偉い人たちもいます。
という訳で、今年も春の大作業はもう少しで終わります。
昨日は夕方から所属する駒ケ根建設業組合の総会があり、出席させてもらいました。
こちらも通常開催は久しぶりですが、折詰を肴に懇親会の席は何となくまだしっくりこないかな?なんて感じたものです。