オーバーツーリズム
2023-5-9
昨日の朝までの雨はかなりの雨量を記録し、またまた自然災害の恐ろしさと土砂災害への備えの必要性を感じました。
そう言えば連休中に行ってきたとある場所。
昭和の初期から下流の災害を防ぐ手段としてダムの計画がなされていましたが、住民の反対運動やその後の政権の政策により中止になったりしたあのダム。
完成した今は防災は勿論、観光地としてもかなりの人が訪れて楽しんでいましたから、あの「脱ダム宣言」とか「コンクリートから人へ」なんていう調子のいい言葉に騙されず、本当に必要な物や人の命に関わるものには予算を投じて欲しいと改めて思いました。
そしてその観光地。
世界では以前からあったそうだけど、近年、特に新型コロナ後の日本の観光地でも起きている状況に「オーバーツーリズム」という事があるそうな。
新型コロナ禍で一時は疲弊した国内の観光地。お客の減少と共に従業員の減少も起きてしまい、いざ営業再開、多くの観光客を迎えようとした時、従業員不足でお客さんに満足なサービスが出来なかったり、施設整備が間に合わず、本来の集客が出来ずに客を逃すケースが続出しているとか。
そう言えば、過去にはあまり気づかなかったけれど、例えば宿泊したホテルの従業員さん。夕食の接待の後に翌朝も早朝から同じく働いている姿に大変そうだと思ったもの。
勿論休憩時間や休日は決まり通り取るだろうけど、なかなかハードな仕事だなと感じたものです。
その他、例えば京都などは今や観光客で大賑わいだそうだけど、こちらも受け入れるお店や宿泊施設の人手不足は顕著とか。
更に、トイレの不足や民泊による地域住民への迷惑行為などの弊害など、一気に観光客が増えると意外な不具合が起きるそうな。
我村では観光施設と言ってもキャンプ場や公園、一番は駒ケ岳の登山と山小屋だけど、それでも何かしらオーバーツーリズムは起きているのでしょうか?。
何事も急に・・・とか、一気には困るものですね。
でも今は、そんなことを言っていられません。せっかく戻ってきた客足を何としても確保したい。それが事業者の本音だと思います。