消防団員78万人に激減!
2022-12-21
今朝も放射冷却現象で非常に冷え込み寒い宮田村です。弊社の温度計は―8℃を指していました。
ここ連日非常に寒い日が続いています。年末年始を控え、風邪をひかないように、もちろん新型コロナにも注意しなければなりません。
さて、今朝の朝刊で全国の消防団員数が過去最低となり、80万人を割り込み78万人になってしまったと総務省消防庁が発表したと報じられています。
消防団は地域の守り手として活動していますが、1950年代をピークに年々団員数が減少し、ついに78万人。
15年ほど前に私が団長を務めていた頃には確か90万人と言われていたから、ここ10数年でまた10万人も減った事になります。
消防団の任務はけっこう厳しく、若者の消防団離れは顕著でしょうか
そこにここにきて新型コロナで団活動も滞り、飲み会なども出来ないだろうから益々減少したのかもしれません。
もっとも、近年はコロナでなくても酒席を拒む若者が多く、昔のイメージを一新するために幹部団員たちは工夫しているようですが・・・。
年齢層もどんどん上がり、若者が少なく中高年によって構成されている消防団も多いようです。
これからは女性や学生消防団員の加入を目論むそうですが、彼らとて忙しいのは同じ。
更には長期に亘って消防団員活動が続けられるのかは疑問です。
地域にとっては消防団は無くてはならぬもの。しかし、日本の社会の変化と共に若者がこういう活動から逃れようとする動きが多く見られます。
近年はポンプ操法も止めてしまったり、団員の負担軽減をはかる団が多いそうですが、消防精神と言われる意識を高め「自分たちの地域は自分たちの手で守る」という意識を多くの若者が持って欲しいものです。
しかし、現実には各自治体も何とか対策を練る必要に迫られていますね。