参議員選の終盤に凶弾に倒れた安倍元首相の事件以来、事件とマスコミの報道や国民の関心はすっかり政治家と宗教団体の関係についてに変わってしまったようで、少し本質がずれてきていないか?と思ったりもします。
　事は政治家、しかも元首相がこの日本国内で銃撃を受け死亡してしまったという重大な事件。
もちろん教団との関りも政治の裏に蔓延る支援者、支持者のあり方と、政治倫理や公職選挙法に関するもの、更にはその教団がどんなものなのか？は大事な要因だけど、つつくところがそこなのか？とも思ったり。
　ちなみに我宮田村でも、来月の９月議会の一般質問の中でその教団との関りを問う議員も居るそうで、相手は村長だろうけど、いよいよ地方自治体にまでこの問題が波及してきたと実感するものです。
　ある新聞社がバカに熱心にこの問題を追い続け、いちいち細かな報道をしているそうだけど、いろんな方が困惑している様子も見えます。
旧統一教会のこの地での存在や、関連の言われる団体の事をほとんど知らないのは私だけじゃないと思いますが・・・？。
　さて、安倍首相の葬儀が国葬で行われる事にマスコミや国民が反対しているようで、それが原因かは分かりませんが、岸田内閣の支持率は急降下とか。
旧統一教会との関係を洗い出して、関係ない議員を大臣にすると言いながら、新閣僚や副大臣、政務官からも続々と関係があった人が続出し、「何を調査したのか？」という事態に呆れた国民は多いと思う。
　更に安倍首相の国葬が支持率低下の原因ならば、私は少し残念に思うもの。
安倍首相が現役首相だった時、長期政権だった事もあり、世界の政治家の顔に名を連ねたのは事実。
アジア諸国や途上国と言われる国への支援も結構積極的に行ったと思われる。
但し、国民の血税を使った事を咎める人も居るでしょうが・・・。
アベノミクスで景気が上向いたのは確か。実感が無いとか、一部の企業や人にしか恩恵が無かったというのは事実かも入れないが、株価が急上昇したり、何となく売り上げが上がったりした企業も多く、特に大手企業は円安の恩恵で過去最高の利益を上げた企業が続出したと記憶します。
残念ながら我々庶民のところまで好感が届く前に終わってしまった感もありますが、民主党政権時代よりは確実に景気は良くなったと思っています。
　更に、安倍さんと言えばオバマ、トランプというアメリカの全く違う政党、タイプの大統領と世界一良好な関係を築き、世界のリーダーの中でも印象に残る一人になった首相とは思います。
オバマさんとの銀座のお寿司屋さんでの会食や、トランプ大統領の大好きなゴルフのドライバーを持参しての会談、そしてラウンドしていた姿には日本の首相も変わったなぁ～と。
　そんな安倍元首相の葬儀には、各国の首脳が弔問に訪れてくれるのはありがたい事。
そのためには、国葬にする方が良いと思うものです。
確かに歴代首相すべてが国葬になった訳ではなく、そこの区分があいまいだけどきちんと法整備して、活躍された政治家などの国葬が出来るようにすることも大事じゃないかな？と思うものです。