史上最早梅雨明けと電力事情

2022-6-28

 昨日、気象庁が関東甲信地方や東海地方などの梅雨明けを宣言しました。
6月中に梅雨明けするなんて・・・とちょっと信じ難い出来事ですが、最近の天気図では梅雨前線が見当たらなくなり、残酷各地で猛暑日を記録している状況から「もうすぐ梅雨明けする」との噂はありましたが、現実に梅雨明けしました。
これは甲信地方としては観測史上最も早い梅雨明けだそうで、宮田村では「祇園祭が来ないと梅雨が明けない」というジンクスも語られますが、まだ祇園祭まで3週間を前に梅雨明けとなりました。
勿論、私の感覚である夕立雷雨はしばらくあるだろうけど、こうなると心配はやはり「水不足」であります。
これから長く暑い夏が続くと思うと、水不足はやはり心配。そして、逆に8月頃に低温になり、農作物に影響が出るのでは?との懸念をされる方も多いと思います。
 そして、当面、何より心配は熱中症とそれを回避するために冷房を使うから、電力不足は最大の懸念です。
東京電力管内は既に電力不足が顕著で、電力需給逼迫注意報が出されているそうです。
しかし、新聞やテレビでは、冷房を使って部屋を冷やし、熱中症にならぬ様にと進めています。
 そこで出てくるのは当然のことながら発電の問題。
現在ほとんどの原発は停止し、稼働していません。太陽光や風力と言った自然エネルギーによる発電もまだまだ途上。
したがって国内の電力の主は火力発電に頼っています。しかし、燃料の高騰と二酸化炭素の問題を訴える訳だから、火力発電は今後は頼れない。
 しかし、マスコミの報道は「熱中症で命を奪われては本末転倒」とばかりに、エアコン・冷房の使用を盛んに勧めています。
 そして、極論、原発再稼働を勧める論調も見えます。
原発の危険性は、東日本大震災の福島第一原発で日本中、いや、世界中が感じた事。更にチェルノブイリの過去の事故や、現在もロシアのウクライナ侵攻で戦争と原発の恐ろしさは感じるところ。
アメリカ・スリーマイル島の事故もありました。
しかし、原発は資源のない日本にとっては数少ない電力源で、人間の知恵を結集したものと思っていましたから、福島原発事故前までは日本の将来を担うエネルギーと考えてきました。
 正直、今もこの灼熱下での生活を考えると、原発が稼働しないのはもったいないと思うもの。多額の資金をかけて設置したCO2や資源不足を補う最大の電力と考えているからです。
しかし、他方でやっぱり「危険で怖い」と思うようにもなりました。
浜岡原発視察の折、あの巨大な防潮堤のコンクリートの壁を見ても「これで本当にあの巨大津波を防げるのか?」と不安になったものです。
 しかし、今、選挙戦最中という事もあり、与党の中にも原発再稼働を言い出す政党が出始めました。
労働組合組織は、むしろ原発再稼働を推進しているとも聞くから、そちらを母体にしている政党は原発反対とは言えない事情もあるのでしょうか?。
猛暑、酷暑はこれからもやってきます。エアコンやクーラー無しではこれからの日本は生活できないくらい暑さが増すでしょう。
その中で、原発を安易に稼働させるのか?。それとも新エネルギー開発を急ぐのか?。
 熱中症で倒れる前に・・・は勿論大事。しかし、無責任な再稼働や目先の冷房だけど取り上げることのに疑問を感じもします。
私は再稼働はやむを得ないと考えていますが・・・。

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