知床観光船事故に思う

2022-4-26

 GWが週末から始まります。
気になる天気は前半は雨模様の日が多く、後半は好天に恵まれるのでは?との予報のようです。
今年のGWも、新型コロナの影響で旅行を楽しもうという人は例年よりは少ないのかもしれませんが、政府も各県も各地の観光地の活気を取り戻させようと懸命な様子。
マスクや検温など、今まで以上に気を配りながら、なるべく密を避けて行動したいところです。が、観光地は密になりますよね。
 そんなGWの直前に、知床半島で残念な事故が起きてしまいました。
北海道の東北端、ウトロ港から出港した観光船が知床半島沖で沈没。乗客乗員合わせて26人を乗せていたと見られ、既に11人が見つかり死亡確認されているそうです。
行へが分らない方々がまだ多く、船体も見つからない状況だそうで、犠牲者はまだ増えるものと思われます。
 確か今から7年前に、このウトロ港から知床半島周辺を周回する観光船に乗った経験があり、もしかしたらあの時の船かもしれない・・・なんて考えると、非常に残念だったり、少し恐怖も覚えたりするものです。
乗客の方々は全国から行った観光客で、やや高齢の方から親子連れの御家族、中には船上でプロポーズを・・・なんてカップルも居たそうで、何とも残念な気持ちになります。
犠牲になられた方々は勿論、御家族の方々のお気持ちはお察しするに余るものです。
 事故というのは、起きてしまうと必ず様々な原因や過失、更にはタイミングや運不運ってのがある事も確かです。
強風で波浪注意報が出る中、他の船の関係者は「(出航は)止めたほうがいい」と助言したというのに、出航してしまった事など、今後は事故原因の調査なども行われるでしょうが、どうもこういう事象を見ると「またか」と思うところもあります。
 今回の観光船遭難事故の報道を見ていると、あの軽井沢で起きたスキーバス転落事故を思いだす方も多いのではないでしょうか。
満席の大学生を載せたスキーバスは、運転経験がろくに無いほぼ素人運転手が運転して坂道を高速で飛ばし転落。多くの若い命を奪ったあの事故です。
バス会社による無理な運航は、いわゆる「儲け主義」と言われても仕方がない状況だったようで、知らずに乗ってしまった客にとっては不幸としか言えません。
今回の事故の原因はこれから究明されますが、船長と乗組員が慣れない人だった事や、他社の船は自重しているのに出航いていったことなど、バス事故に似ていると思います。
 また、政府や首相の危機管理も問われます。
海上保安庁のヘリが、給油に基地に戻り、再出動したために到着が3時間も後だったなど、タイミングの悪さも見られます
また、過去にハワイで起きた潜水艦衝突事故の時に、時の森首相がゴルフを続けていて批判されたり、韓国・朴槿恵大統領はウォール号が沈んだときにとある方と密会していて半日以上連絡が取れず、猛烈な批判を浴びてやがて失脚して行ったことなど、首脳にも過去の失敗談があるから岸田首相も今回は大変だっただろうと思います。
こうした「教訓」は、残念ながら事故が起きてしまわないと積みあがりませんが、やはり予防処置や訓練はしっかり行ってほしいもの。
起きてからバタバタしないように、もちろん事故防止は最優先に、そして、日頃から訓練ってのはやはり重要だと思うところです。
今回の事故もまた残念の一語です。犠牲になられた方々には、心より哀悼の意を表します。

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