あばれ神輿、今年も中止

2022-4-6

 今朝の朝刊では、宮田村周辺の桜の名所の桜の開花が宣言されたと報じられています。
長野県内の有名な桜の名所も一斉に開花宣言され、御開帳や御柱と共に多くの人出が予想されます。
今が一番華やかな、良い季節だと思われます。
 宮田村の桜は、昨日ようやく花が開いたところを見かけました。
今日の天候次第で、一気に開花するものと思われます。
 しかし、その反面、新型コロナの感染拡大は収まらず、先日の飯田市でのイベントでも集団感染が確認されたとか。
観光と感染拡大防止。難しいところですが、やはりマスクや体温計測など基本的な対策を行いながら、なるべく蜜を避けることが肝要でしょうか。といっても、お花見も御開帳も人混みの中に居るのは当然です。
 ところで、昨日は宮田村の夏の最大のイベント、祇園祭の開催について主催する町地区の氏子の方から発表があり、報道では今年も昨年同様にあばれ神輿は中止。
商工会が主催する花火大会は実施の方向とか。その他、祇園ばやしや屋台などは今後の様子を見て決めるそうです。
あばれ神輿は我村祇園祭の最大の主役ですが、担ぎ手の密集は勿論、例年なら多くの観客に見守られる中を練り歩きますから密は避けられないところ。
特にクライマックスの神輿の打ち壊し場面は、境内の前の道路や境内に多くの見物客が密集するので感染拡大の心配は相当高い。
したがって氏子の皆さんにとっては苦渋の選択でしょうが、今年も中止を決めたと思われます。
 ところでこのあばれ神輿。江戸時代から伝わるもので、毎年練り歩いては打ち壊されるため、毎年氏子地区内の大工さんが持ち回りで作成してきたものとか。
ところが、その図面が存在せず、それぞれの大工が持つ型紙を頼って作られるとか。
町部3地区の持ち回りで、3年に一度作る大工さんの記憶も大変だそうだけど、近年、いや、ここにきて急に大工さんの高齢化が進み、神輿を作れる大工さんが居なくなってしまったとの事。
したがって、従来の回り番以外の大工さんに製作を依頼する事になりそう等、氏子の皆さんの苦悩があるとか。
ここでも後継者不足とか、伝統を守る難しさといった問題は存在するようです。
 やれやれ、これからの日本。こうした後継問題への悩みは益々深まりそうです。
「K」のつく仕事にももっと脚光を浴びせ、若者が好んで従事する社会にしていかないとこれからはいろんな部分が立ち行かなくなり、本当に困る事になると思います。
国の政策も考えてもらいたいものです。

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