選挙とミサイル
2021-10-21
衆議員選は序盤の戦いが繰り広げられていますが、新聞各紙による情勢分析も盛んな様子。
この新聞紙上での情勢なる記事が、微妙に有権者の気持ちを誘導すると言われるから恐ろしいもの。
例えば紙上の見出しで「A候補先行、追うB候補」なんて載せられると、有権者はA候補が優勢とみてそちらになびく、いわゆる「勝ち馬に乗る」という人が増え、結局逃げ切りが出来るという事が現実にあるそうだ。
しかし、各選挙区の実情はともかく、与野党の優劣の分析が新聞各社で全く違うというのは、何かこの勝ち馬作戦の為の意図的記載では?と思ったりします。
左派で有名な新聞は、目下の状況を野党有利とし、自民党の議席が激減すると報じ、右派と言われる社は自民党が過半数に迫ると記載しているとか。
どちらが本当なのか解らぬが、有権者にはこの記事による誘導戦略には乗らないようにしてほしく、自らの判断で投票して欲しいと思います。
ところで、先日衆議院選公示の19日朝、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、岸田首相や官房長官が慌てて東京に戻った事を昨日もつぶやいたけど、実はこの北朝鮮のミサイルは、日本や韓国の選挙時にむけて発射をしているという過去の経過があるそうだ。
もちろん、米軍の軍事演習時にも、対抗するかの如く発射することもあるけど、実は日韓のそれぞれの選挙に合わせた発射が過去にも多かったという。
したがって、この最近のミサイル発射は、政府はある程度想定していた可能性が高いとされる。
さて、このミサイル発射を選挙中に行う意図は?と聞けば、恐らくは日米韓への「アピール」だろうとの話。
特に米国に北朝鮮を意識させるための戦略で、日本に対しても威嚇して注目を浴びようとする将軍様の選挙運動みたいなものかもしれません。
ここは一つ間違うと批判を浴びるから気を付けたいが、北朝鮮のミサイルなんて絶対に許せません。
それを日本の総選挙に合わせて発射するなんて言語道断。断じて許されるものではありません。
ただし、これにより日本国の国防、つまり日米同盟を基軸とした日本の防衛体制は必要と思われ、これをいらないという共産党の主張はやはりおかしいと感じるのは仕方がない。
まさか北の将軍様は「我が国を忘れるなよ、日本なんか即座に攻撃できるんだぞ!」と挑発してきて、対抗する政党の批判するのかそれとも逆なのかという「内政干渉」をするつもりじゃないと思うけど、この行動は不気味。
いくら左派系新聞の批判を浴びようと、やっぱり国防、特に日米安保や自衛隊を否定する政党にこの国を任せられないという感覚は持ってしまいます。
そこと連立を組む党も同様です。
選挙と北朝鮮のミサイルの因果関係なんて信じたくないけど、先方は何かしら言いたい、見せたいような雰囲気で、日本にとっては脅威以外の何物でもありません。
北朝鮮のミサイル発射は断固非難し、日本の政府には国民を守ってもらいたいと願うものです。
そのために、この選挙の結果は非常に大事になると思います。