社会保障政策にも注目
2021-9-21
今夜は仲秋の名月だそうです。空模様が心配ですが、見えますでしょうか。
そして今が宮田村は稲刈りのピーク。秋の好天にコンバインが稼働する様子が各地区に見えます。
そんな中、北アルプスでは地震による落石が起き、登山者が被害を被る事故が起きたり、工事用木材を空輸していたヘリコプターが墜落する等、またいろんな事故も起きているようです。
思い出すのはあの御嶽山の噴火で、あの日も好天に恵まれた秋の1日でした。丁度翌日が宮田村では商工祭が行われる日でしたので、よく記憶しています。
秋の空は女心に例えられ、変わるのが早い印象ですが、自然のやる事もまた突然起きることなので注意してもしきれません。困った事です。
さて、そんな中で行われている自民党総裁選。そろそろいろんなものが見えてくるかと思いますし、マスコミ各社の世論調査も進んでいますが、はたしてその調査結果と総裁になる候補が一致するのか?にも注目です。
ここにきて、各候補者の政策の違いや、得手不得手が見えてきたという報道もあります。
総裁候補と言えどもすべての方策に詳しいばかりとは言えず、苦手な分野もあるはず。そこをどう埋めるのかもリーダーの手腕でしょうか。
今回の総裁選で、私は初めて社会保障についての各候補の主張に注目してしまう事になりました。
自分がそろそろ年金をもらえる年代になり、今後のそうした事や最近の年金制度等に不具合が多く、何やら減額と言う話ばかりが伝わってくるのがその要因です。
建設業には建退共という退職金制度があって、それをコツコツ積み上げる事があるいみ義務とされ、退職金の一部として受け取れます。
最近の報道でこの受取額が減らされるという記事や、過去にも建設業厚生年金基金の破綻といった、我々が何も悪い事をしていないのに誰かや何かの原因で大きな損失が起きる事が多々ありました。
退職金の積み立てもしかりだけど、年金の問題は特に複雑で、我々国民や労働者には解りづらい事も多々あります。
でも、どうやら今の制度では将来的に年金制度の破綻も考えられ、抜本的な見直しを論じる時との候補者の話に納得します。
ただ、財源がなく、結局消費税に頼る事になるのかな?との思いもちらつきます。
今回の候補者に限らず、国政選挙になると消費税に触れない人や政党も居るし、この先の衆議院選ではおそらく野党は消費税値上げなんて絶対言わないはず。
もちろん自民党だって、安倍政権時代に10%に上げたとき「向こう10年は消費税は上げなくていい」と言ったんだからそこは守るはず。
また、これ以上の消費税アップは庶民の暮らしを困窮させるだけで、もう勘弁して下さいと言うのが本音です。
建設業の場合、額面が大きい物件もあるので、消費税の重みを真面に感じる事が多々あります。
しかし、一方で年金などの資金不足があり得、私たちの老後は心配でなりません。
その辺を、できることを正直に、真面目に考えてくれる候補を選びたいものです。
調子の良いこと言って、結局破壊しただけで何もできず、かえって国民を窮地に追いやっただけの過去に居た政治家のような方にだけは政権を任せられない。そんな思いです。
自民党総裁選も注目ですが、その先の衆議院選がやはり大事かなと思います
社会保障の問題をこれほど気にしたことは過去になく、すなわち自分もそのお年になったという事でしょうか。