南北ミサイル合戦は止めてくれ!
2021-9-16
立憲民主党の枝野代表が、同党結党1年の取材に対し「菅政権を退陣に追い込んだのは大きな成果」と発言したそうですが、私はこれにはちょっと違和感を感じます。
菅首相の退陣は残念ですが、別に立憲民主党がどうしたから退陣する訳ではないという感想です。
新型コロナウィルス感染対策を一年間懸命にやったけど、残念ながら国民から支持を受けるほどの成果には至らず、その他の政策は頑張ったのに新型コロナだけで支持率を失ってしまったと感じています。
枝野さんがこれと言ってそれを上回る政策を行い、それにより菅首相が退陣という感じはみじんも感じません。
さて、対する自民党の総裁選はいよいよ告示になりますが、それをよそ目に、いや、それに挑発するがの如く北朝鮮がまたまたミサイルを発射。
昨日のお昼には、先日発射した2発の巡航ミサイルと別の短距離弾道ミサイルだそうで、今回は我が国のEEZ内に落下した模様との報道です。
我々が知らぬ間に、日本海で起きている事象に愕然としますが、これらを見ていると迎撃など、空中戦でミサイル攻撃から防御する事は非常に難しそうだという印象を受けます。
なにせ相手は突然、どこからでも発射できる体制を築き、迎撃に備えていろんな飛行をするミサイルの開発を進めているそうだから、空中で迎撃は難しいと思うけど。
結局、北朝鮮が本気で日本の本土を狙ってきても、何もできずに着弾、被災の様子を見ているだけ・・・との可能性も否定できません。
物騒な話だけど、それが原発だったらと思うと恐怖で、原発の稼働云々とは別物の議論があってもしかりでしょうか。
さてさて、このミサイル攻撃の昨日、韓国でも潜水艦から発射できるSLBMという弾道ミサイルの発射実験を行い、文大統領はこの実験の様子をノコノコ見に行ったんだとか。
北朝鮮はこの事を事前に知っていて、韓国の実験に合わせてミサイルを発射したようで、将軍様の妹の金与正氏が「ミサイル戦力の増強こそ北の挑発に対する確実な抑止力になり得る」と発言した文大統領を「挑発」という言葉を使ったと「一国の大統領として愚かこの上ない」と批判したとか。
この記事を読んでいるだけで「あー怖!!」と思うのは、私だけじゃなくて日本国民は多くがそう思う筈。
一つ間違えば南北朝鮮による「ミサイル合戦」が起きても不思議ではないくらい、非常に危うい状況に見えちゃいます。
これに対し、日本はただ見ているしかなく、万が一とばっちりか制御不能のミサイルが間違って飛んできても、逃げようがない。
先日の北朝鮮の発射した2発の巡航ミサイルは、8の字や楕円軌道を描いて飛ぶそうで、途中で間違えて目標物以外の地点へ着弾する可能性は否定できない厄介物。
消防団の訓練で、指揮者が間違えて小隊が右左にバラバラになる光景を思い出す。(消防団経験者にしか解らぬマニアックな話で恐縮です。)
そんな危険な状況の中、日本の便りはアメリカだけど、そのアメリカも最近は北朝鮮どころじゃないというのが本音の様子。
トランプ大統領が北の将軍様を子ども扱いした事が原因なのか、米朝の協議は決裂とか。
しかし、バイデン大統領は目下中東で忙しく、極東アジアに気を使っている場合じゃないみたい。
日本は平和憲法の元、じっとしているしかないから、将軍様のご機嫌が損ねない事と、北朝鮮のミサイルがちゃんと目標物に正確に向かってくれる事を願うのみ。
何やら本当に物騒な展開になってきてしまいました。
南北朝鮮の指導者の方々、冷静な対応をお願いします。