9.11から20年

2021-9-13

 昨日の日曜日から、稲刈り作業が始まった宮田村です。
宮田方式と呼ばれる宮田村の農業生産ですが、稲刈り作業は土地の標高によりモチ米とコシヒカリに区分けされて栽培されており、例年まずはモチ米の刈り取りと天竜川に近い地域のコシヒカリの刈り取りから始められるそうですが、今年は全村一斉に稲刈り作業が始まったようです。
不思議なもので、例年稲刈りが始まると長雨にたたられるという傾向もあり、今後の天候だけが心配という状況でしょうか。
 さて、先週の土曜日はあの9.11から20年の日でした。
あの衝撃的な映像から20年も経つのかと、時の過ぎることの早さも感じますが、あれからアメリカも随分変わったとの報道と専門家の話に少し頷くものです。
アメリカが誇るニューヨーク・マンハッタンのシンボル、世界貿易センターのツインビルに、ハイジャックされた飛行機が飛び込み煙を上げている光景と、その直後に起きた倒壊は驚きでした。
世界の様々な事象が、時に映画の世界かと思わせるほど衝撃を与えさせられてきましたが、この9.11と阪神淡路大震災の被災地の様子、そして東日本大震災の巨大津波は目に焼き付き、これが現実に起きた事というショックは否めません。
そして、当時のアメリカ大統領はブッシュさん。あまり人気は無かったようだが、彼の過激な行動で首謀者、オサマ・ビンラディンを探し反撃を訴える事で人気を回復とか。
当時「象は蟻を殺せない」という言葉を聞き、世界中に潜伏するテロリストを見つけ出し、逆襲する事は不可能だろうと言われました。
しかし、ビンラディン容疑者はアメリカ軍特殊部隊により暗殺。しかし、それを匿ったとされるアルカイダはその後も存続。
以降、今日までアメリカ大統領はオバマ、トランプ、現バイデン大統領と続いてきたけど、このテロとの戦いは多くの犠牲者を出すばかりで、結局すべてが解決したわけではない様子。
余談ですが、あの頃、被災地の住所をパソコンのキーボードである言語で打ち込むと、ツインタワーと飛行機が出てくるなんて話で盛り上がったのも思い出します。(住所が違う事が発覚しましたが・・・)
最近、アルカイダを容認するかのようにアメリカ軍は、長きにわたるアフガニスタン戦争を中止して撤退。世界の警察にはもはやなり切れない事を宣言したみたいな格好でしょうか。
 今後もまだまだいろいろありそうだけど、とりあえずここでアメリカ軍の撤退は、やっぱり蟻を全て駆除することは出来なかった事と、アメリカ国民もあまりに長い戦いに疲れと諦めを感じているという事でしょうか。
ある番組の解説で、9.11以降のアメリカ大統領の歴史は、結局は「テロとの戦いの中で大統領が選ばれてきた歴史」というのは説得力がありました。
意外にオバマさんが強行策を取り、トランプさんが白人大統領であったりする意味も、アメリカならでは歴史なんだそうです。
9.11。日本では考えられない事ですが、二度と会ってはならぬ事。そして、やはり日本は平和ボケと言われるけど、こんな複雑な戦いに巻き込まれる事は御免こうむりたいところです。
20年前に起きてしまった9.11。犠牲になられた方々のご冥福を改めてお祈り申し上げます。

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