旅行、飲酒
2021-9-10
昨日夕刻、菅首相が自民党総裁選への不出馬を表明して初の記者会見が行われたようです。
主たる内容は緊急事態宣言の延長ですが、自身の退陣を正式に表明した形になりました。。
菅政権の1年間は、ほとんど新型コロナ対策に負われたと言っても過言ではなく、誰がやってもこの時期は大変だっただろうという声も多く聞かれます。
また、先日もつぶやいたけど、その割にはかなり具体的な政策も行われた内閣だったという事も言えると思います。
ただ、残念ながら菅首相はまじめで大人しく、正直話方に説得力が無い事からマスコミに突っ込まれる事が多く、今朝の紙上も「最後まで具体策ゼロ回答」てな見出しも踊ります。
質問への答えでも、一番の反省は病床の確保と医療の逼迫に思った以上に手が届かなかった事、新型コロナは治療に多くの人手が居る事が想定以上だったみたいな発言があったと思うけど、まさに初めての経験で国が混乱した事は確か。
また、新型コロナが発生するまで感じなかった我が国の「医療の脆弱さ」も残念ながら感じてしまいました。
世界一の医療技術と清潔さ、そして検査体制を誇るものと信じていましたが、PCR検査の遅れ、何より国産ワクチンが開発できていない事に愕然としました。
やはりあの「二番じゃダメなんですか?」の事業仕分けの影響が、こんなところにも出ているという報道もあり、あの政権の時代が悪かったのでは?との思いを強くします。
まあ、その後の安倍政権でも、そこに力を入れてこなかった事もあるし、ワクチンや病床など、今回の教訓は今後に活かされて欲しいものです。
菅政権は、新型コロナという未曽有の危機に直面し、日本の弱点を見つけられた政権だったとも言えるかもしれません。
さて、こうなれば先日のつぶやきに続き、期待する文字は「制限緩和方針」であります。
緊急事態宣言の延長と共に、11月から県境を跨いだ旅行や酒類の提供の規制を緩和する方針を検討しているとの報道です。
但し、今月一杯続く緊急事態宣言地域などでの感染者数減が必須でしょうから、今月一杯は我慢しなければなりません。
また、店頭でワクチン接種済みを証明する「ワクチンパスポート」の話が現実味を帯びてきました。
これにはワクチン接種できない人や拒む人への差別が問題視されますが、現にワクチン接種に効果がある以上、そこは認めて欲しいと思うものです。
繰り返しますが「旅行」とか「県外出張」という文字が、予定カレンダーに書き込まれる日が近づいていると感じていますが・・・。