職域接種申し込み中止の波紋
2021-6-25
世界では、香港のリンゴ日報廃刊やフィリピンのアキノ前大統領の死亡など様々なニュースが起きていますが、日本国内では東京五輪と新型コロナ感染拡大、そしてワクチン接種に毎日振り回される昨今です。
香港の出来事は、中国に返還されて以来の懸念が現実となり残念です。
香港といえば何となく華やかな経済を印象付ける象徴でしたが、中国に返還されてこんなに早くこうした事態が起きるとは、正直驚きです。
益々このような事象が増え、言論の自由が奪われて行くとすればそれは危機的な事。中国共産党主導の国家の怖さを感じるものです。
さて、日本では東京五輪とワクチンと言いましたが、五輪は開催云々ももちろんですが、現在行わている代表選手選考会も熾烈。
もちろんこちらを取り上げたい我つぶやきであります。
女子ゴルフと陸上男子100mが目下注目の競技。9秒台の期待がかかる100mは、今の調子は先日日本記録を出した山県選手が絶好調みたいで、一歩リードの感じですが、勝負は残りの1レースで決まります。
3枠をめぐるレースは今夜8時半とか。
女子ゴルフは畑岡選手は世界ランク上位で決まり、残り1枠を稲見と古江、そして渋野の3選手が争う形。
昨日の国内ツアーでは稲見が出遅れ、古江が好位置につけるも、ゴルフの4日間は解らない。最近の調子なら稲見選手が優位と思っていたが、昨日の挽回が出来るか?。
ランキングには優位とされる海外ツアー参戦中の渋野日向子選手が、またあっと驚く成績を残して大逆転っていう事もあり得ますが、スイング改造が吉と出るか?でしょうか。
さて、そんな熾烈な代表選考を尻目に、政治の世界は五輪開催と感染再拡大、そしてワクチン接種の話題に終始。
このうちワクチン接種は、5月以降急速に進んでいるとされながらも、ここにきてまたまた問題も。
今月に入り急激に増えだしたのが職域接種という、企業や大学などによる1000人規模とされる接種。
これにより大手企業などは、年齢に関係なく接種できるから申し込みに躍起になり、実際に接種がどんどん進んでいるという。
地方の中小企業には縁のない方法なので、正直「不公平感」ってのは感じますが、先日、政府は突然この職域接種を本日25日午後5時で申し込みを締め切ると発表。
理由は、想定外の申し込みの多さで、ワクチンが足りない可能性が出てきたという。
ワクチン接種を急ぐのは、今の再拡大を防ぐためには当然の事。
職域接種で若い人もどんどん接種でき、企業にとっては有難い話だし、飲食店にとっても最も多い顧客は若者とすれば大歓迎だろう。
しかし、残念ながら日本には、それを全てのみ込むだけのワクチンの余裕は無かったという、何とも話が初期の「ワクチン後進国」に戻ってしまう情けなさ。
更に、最近はワクチン接種を拒む人も多く、逆にそれを咎める企業も現れ、ワクチンハラスメント(通称ワクハラ)なる事象が起こり、何とも複雑な日本の社会を反映するものです。
ワクチン接種はあくまでも個人の判断とされ、強要されるものではない。しかし、企業や大学とすれば、なるべく接種してもらいたいというのは本音で、接種を拒む人には何らか一言言いたくなるのかも。
更に、文科省は学校での集団接種は強要に繋がるから行わないとし、あくまでも個人の判断に委ねる姿勢らしい。
昔は、インフルエンザやBCGなるワクチン接種を並んで受けた我々の時代とは、今は考え方も状況もすっかり変化した日本の様子を物語ますかね。
さてさて、私は一日も早く接種をと願う一人ですが、知り合いにはやはり「絶対接種しない」という方も居ます。理由はそれぞれの考え方みたいですが、もちろん「副反応」が怖いという人が多いんでしょう。
企業によってはワクチン接種しないと出社させないなんて強硬なところもあるそうですが、流石にやり過ぎでしょうか。
しかし、多くの専門家の話は「副反応はごくまれ。接種の効果の方がはるかに大きい」との事。
それを信じ、ひたすら接種日を待つ田舎の親父がここにいます。