東京五輪の観客入場者数が、各競技場の５０％で最大１万人とされ、結局先日来言われてきた国内イベントに準じた形での入場制限に落ち着いたそうだ。
しかし、緊急事態宣言が再発令されたりすれば即刻「無観客」にするとの事で、今後の国民や外国人選手の行いにかかっているという事でしょうか。
更には飲酒についてもどうやら認めれそうな雰囲気で、結局、なし崩し的に通常開催に近いものになりそうな雰囲気もあります。
まあ、要は観客も選手もどれだけ新型コロナ禍の異様な雰囲気の中で我慢ができるか？が、大会を成功させる決め手で、万が一、自由放漫に振る舞い、感染を再び拡大させるようなことになれば、五輪というものの意義や価値が問われる事になります。
この場合、一番心配なのが五輪家族なる人々で、次は選手自身。そうはいっても日本の観客はある程度ルールは守ると思うけど、飲酒は適量にしないといけないが、これが問題になる危険性は否めません。
マスクして、拍手だけの応援という今の国内のいろんな試合観戦ぶりを励行して欲しいものです。
　さて、今シーズンは非常に期待外れのチームが多い様々な競技ですが、中でも松本山雅の成績不振は本当にガッカリしてここまで見てきました。
Ｊ２での試合はリーグ戦序盤から勝てない試合ばかり。おまけに大量失点して下位に低迷し、このままではＪ３への降格が現実味を帯びる状況です。
正直、申し訳ないけど、今シーズンは選手の入れ替わりも多く、戦力的にどうなのか？と思うと同時に、先月には「監督交代すべき」という見方をしていた私です。
勝負の世界は厳しいもの。いくら素晴らし人物が指揮を執っても、勝てなければクビも覚悟がこの世界。
選手の入れ替えや故障者が多数なのは気の毒だけど、残念ながらこのままシーズンを戦うには厳しい状況で、監督交代は必然と考えていました。
　そして先週末、やはりこれが現実となり、後任監督に「名波浩」の名前を聞いた時、正直喜びでした。
名波氏と言えばジュビロ磐田で活躍し、日本代表でも１０番をつけてＷ杯にも出場した名選手。
サウスポーから繰り出すパスは正確で、ゴールも印象的。
代表で１０番を背負う時代「サッカーの１０番の意味を知らない日本人が多いから、自分が背負う意味が理解してもらえるのか」みたいな発言を何となく覚えています。
それだけ日本代表の１０番の責任を重く考えていた証拠です。
引退後も代表戦のテレビ中継で、セルジオ越後さんと「名波さん、いかがですか？」と掛け合う放送が印象的。ややかすれ声の実況が印象に残ります。
ジュビロ磐田が低迷し、監督に就任した時には物凄く期待しました。
ジュビロ磐田といえば、鹿島と並ぶかつては２強時代を気づいてＪリーグでは名門チーム。
名波自身や藤田、中山、福西といった選手が抜け、低迷していた時期に監督に就任し、Ｊ１復帰、６位にまで押し上げた。
しかし、その後Ｊ２に再降格してしまい、そこでも不振でシーズン途中で解任された経歴と記憶します。
正直、もっと凄い監督になると期待は大きかったので、ジュビロを応援してきた身とすればやや物足りなさも感じていた監督時代でした。
松本山雅とは、Ｊ１での対戦もあり、近年はＪ２で戦うライバル同士。
実は反町監督の前に名波氏の名前も挙がった事があるけど、当時は監督経験とＳ級ライセンスが無かったてな話もあるけど、これは私には根拠がありません。
いずれにしても、今日から山雅の指揮を執り、残り試合に臨むことになります。
当然長期政権を望み、Ｊ１昇格、常駐を望むところですが、先ずはヘッドコーチと選手の補強でしょうか
今シーズンのＪ２残留は最低限、いや、とにかく長い目でチームを強化して欲しいと願いますが、プロサッカーというのは、直ぐに結果を求め、ダメならすぐに更迭という厳しい競技ですからねぇ～。
でも、名波監督に期待し、選手の奮起を願います。