キャンセル接種は誰に?

2021-5-24

 先週末に我宮田村を含む上伊那郡下5市町村に、新型コロナ警戒レベル5が発令され、飲食店にも時短要請がなされたそうです。
金曜日の晩には県の職員と村の理事者や担当課の職員が飲食店を訪問し、経過を説明して時短を要請したそうです。
これにより、村内のスナックや飲食店の一部は休業を決め、6月4日頃までの2週間ほど休業するとの張り紙をしてあるお店が多くなりました。
いよいよ我村にも新型コロナが迫り、緊迫した状況という感じになってきてしまいました。
 一方、国では今日から東京と大阪で自衛隊による大規模接種センターでの接種が始まるそうで、これによりワクチン接種率が急上昇することを願うばかりです。
 その反面、今朝の新聞では国内産ワクチンの開発が進まない現状を憂う記事が載っていました。
今から5年ほど前、東大医科学研究所がMARSワクチンの開発に乗り出したそうですが、2018年にヒトへの臨床試験直前に国からの継続的予算が得られなくなり、打ち切りになったとの事。
その2年後に新型コロナが流行し、米ファイザー社がmRNAワクチンを初めて開発に成功したとか。しかし、これは日本が開発を進めていたものと同様のもので、あの時からワクチン開発を続けていればもう少し早く国産ワクチンが開発されていた可能性が十分あったとの記事に愕然とします。
しかし、海外からのワクチンが入ってきて接種が進めば、逆に国内での治験数が減り益々開発に時間がかかるという皮肉な状況に陥り、残念ながら我国のワクチン後進国状況は今後も続きそうです。
 それでも政府が懸命に手に入れてきたワクチン。大事に無駄なく国民に早く接種して欲しいものですが、高齢者への本格接種が始まった最近は、逆に困った事象が出てきています。
予約したけどキャンセルになった場合、誰がキャンセル待ちで接種を受けたら良いのか?が問題という、何とも寂しい状況です。
どこかの自治体では市長さんが先に接種して「不公平」と批判され、大手企業で市に沢山貢献してきた社長さんご夫婦を優先させたらこれまた「不公平」と非難される。
仕方がないから自治体によってまちまちなれど、とりあえず急な呼び出しでも15分以内に接種に来られる人を募ったり、役所の職員に急遽代替接種したりする自治体が多いとか。
それでも首長さん達はやや遠慮がちというのが日本の現象かとも思えます。
どこかの自治体のように「市長は有事に先頭に立たねばならないから優先接種する」というところもあるそうな。私もそれは良い事と思うけど・・・。
 先週の土曜日に、我が家の婆さんが接種の番が来たというので、付き添い方々医療機関に連れて行き、実際に接種の様子を待合室で見ていました。
この施設では1時間に5人の予約がなされているそうで、一般患者の診察と併用して接種をしてくれるらしい。
番号札を持って待ち、往診を受けて接種して15分待ち、異変が無ければ帰宅して良いとの事だけど、5人が揃うのには多少の時間差があり、途中で「もしかしてキャンセル?」と思ったもの。
この場合、誰も来なければ「もしかして急遽、自分の名前を呼ばれて急な接種もあるかも」なんて甘い事を思い浮かべたが、その頃には次の方がちゃんといらして5人が揃い、我接種の夢は幻となりました。
もちろん私が接種を受けられる順番は今年の後半か来年かな?。それを待つ気持ちに焦りも無ければ「人より先にうってくれ」なんて思いはしません。
でも、15分以内に・・・と言われ、そうできる立場の方は限られる。私は比較的村内に居る事が多いから、会社か自宅に居れば行けない事は無いから、もしそんな申し込みがあればとりあえずエントリーはしてみようかな?なんて考えるもの。
 いずれにしても、必ず接種は出来ると国は言うんだから、ここは待つことだけど、世の中には「臨機応変」という言葉もあります。
優先とかじゃなく、必然的にキャンセル接種もあってしかりとは思うものです。

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