優先接種
2021-5-11
昨日から全国各地で新型コロナワクチンの高齢者への接種が本格的に始まったとの報道です。
しかし、やはり予想通り予約システムに不具合や混乱が相次ぎ、電話が繋がらない事や、すぐに予約が満杯になり不満の声が各地で上がるなど混乱の様子です。
行政は「ワクチンは十分確保されているので慌てずに次の順番を待って」みたいな発信をしているそうですが、お年寄りにしてみれば、慣れないネットでの予約はともかく、電話が繋がらない事にはいら立ちを隠せないんだろうと思います。
しかしながら、その一方で本来の非常時回線を確保するため、電話会社がワクチン予約回線を絞ったりして、あくまでも「通常業務に支障が無いように」と考えるのは理解できるところです。
それにしても我が国のワクチン接種率は、OECD加盟37か国で最下位という報道にはガッカリするもの。
昨日の国会の論戦の中では、国内ワクチンをめぐる治験がなかなかされない事に対し、菅首相もより速やかに承認できるように制度の見直しが必要との見解を示し、現在の日本国内の状況や厚労省に対する国民の批判とほぼ同じ感覚を持っていらっしゃる感じがして少し安堵しました。
こうなれば、ワクチンの早期接種と国内産ワクチンの早期開発は必須でしょう。
そして、この国会でまたまたキーキー質問したのが憧れの蓮舫議員。
東京五輪は中止すべきとし「五輪選手より国民の命が大事」とばかりに、先に私が「救世主」とつぶやいたIOCが五輪選手へのワクチン提供することを批判したとか
つまり、国民が順番待ちしてワクチン接種を待っているのに、五輪選手が優先的に接種を受けるのは、五輪ファーストで国民の命より五輪の方が大事なのか?という筆法の様子
確かに、日本国内では80歳以上の高齢者がまず優先され、その後順次年齢を下げて16歳以上の国民全員に接種することになっていますが、五輪選手は若い人が多いから本来は接種時期はまだ先。
下手をすれば年内接種は無理では?と考えている若者(いや、我々とてそう思ってしまう節もある)は多いと思う。
菅首相が訪米の為に先に接種した事に対し、文句を言う国民はいないと信じたいけど、五輪選手に優先接種は「許さない」というのが蓮舫さん達のお考えなのか?。
あくまでも開催中止を訴え、東京五輪・パラリンピックに反対という姿勢なんだろうけど、でも、安全に開催するとしたら国内外のすべての選手や関係者にワクチン接種は必須と思う。
残念ながら今の日本国内の状況では、五輪代表選手への接種はかなわない可能性が高く、ワクチン接種していない選手やコーチがいわば「丸腰」で臨むことは考えられる状況だった。
国内選手はまだしも、外国選手はもっと大変。とにかく各国の事情が違い、感染者数もまさにまったく違う状況で、ワクチン接種していない関係者が大量に入国すればどうなるのか想像もできない。
したがって、五輪選手へのワクチン提供は願うところと思います。
五輪選手優先にワクチン接種も、国民向けと別枠なら仕方ないかな?と思うのですが・・・。