ワクチンがもったいない!
2021-4-14
新型コロナの新たな感染者が急増している大阪府。昨日はついに1日の感染者数が1000人を超え、1099人と発表されました。
変異株と言われるものが多く発見されているそうで、これからGWを迎えるというのに大変深刻な事態になってきました。
せっかくの東京五輪聖火リレーも大阪で行われていますが、芸能人や有名人が走っているのにひっそりと静かなリレーになっているそうです。今の状況では仕方がありません。
この感染拡大は我長野県とて同じ。そしてここ上伊那地域でもここ数日感染が確認され、隣の伊那市などで感染者が増えてしまっています。
さて、こんな状況の中、もはや頼るのはワクチンのみという状況ですが、全国で始まったワクチン接種の様子の中で「何ともったいない」と言わざるを得ないのが、八王子市などで起きたワクチンを廃棄するという事態。
予約していた高齢者の方が接種会場に現れず、保存がきかないとされているために残ったワクチンを廃棄したという事実。
これには政府も驚いて、河野大臣も慌てて「臨機応変に接種して」と訴える始末。
ただでさえ国内ワクチンが遅れてちっとも開発されないと批判され、欧米に頭を下げて何とか融通してもらったワクチン。
数で言うなら全国民に接種するにはまだまだとても足りないワクチン。
注射器の事情で、6人分取れるものが5人分しか取れないなど、何かと不安と物議をかもしてようやく接種が始まったら、何と患者が来ないからと残りを廃棄するこの融通の利かなさ。
日本にとっては貴重な、そして言い値で仕入れたんだろうから高価な貴重なワクチンを、誰かに接種することなく廃棄するこの行政の対応はやっぱり呆れる。
この際だから、残ってしまうならきちんと「誰に、何時接種した」と記録して、誰でもいいから、年齢も職業も無視してそこに居る方で希望者に接種すれば、少しでも順番が早まるってもんだ。
流石にこの批判を踏まえ、今後は医療従事者を中心にこういった場合には誰かに接種するとしたそうだけど、もったいない事をしたものだと思います。
今後も、行政が予期せぬ事が多々起きると思います。世の中には様々な考え方があり、いろんな人が居ますからいざとなった時に「想定外」の事がいろいろ起きると思います。
しかし、それを上手にコントロールするのが行政の役目ですが、意外とお役人さんは融通が利かないというところも見えます。
過去に経験のない事態。臨機応変に上手に立ち回って欲しいものと願うものです。