白装束
2021-2-11
今日は建国記念の日で休日です。
元々は紀元節という祝日だったそうだけど、戦後いったん廃止され、その後議論の末に「建国記念の日」とされ祝日とされたそうです。
「建国記念日」ではないというのは、建国された日ではなく単に建国された事を記念する日であるという、何とも現代では分からない話。
先人たちが議論の末にお決めになられた事みたいですが、今さらそんなことを知るのも、ネット社会の恩恵でしょうか。
さて、もうウンザリと言える森発言に対する非難の声だけど、またまた「ん?」と思う事をやってくれるのが立憲民主党の女性議員達。
今度はアメリカの議会を真似て、森さんの女性蔑視発言への抗議を示すために白のスーツやジャケットで国会に登院したそうな。
白は、米国では女性の参政権運動の象徴とされており、2019年の米国トランプ大統領の一般教書演説では、民主党の女性議員が白いジャケットを着て抗議を示したとか。
日本でも同様に女性の参政権を訴えるのか知らないけれど、とにかく森さんに抗議するための行動だったそうで、賛同する男性議員も白いバラやポケットチーフを胸にさしたりしたそうだ。
どうせならスーツを統一して欲しかったけど、急な要請にそれぞれお持ちのジャケットをクローゼットから持ち出して着てきたようで、色こそ白だけどバラバラな服装に見えるのは少し残念かな。
しかし、これで女性蔑視への抗議のパフォーマンスとして完璧と思っているようだけど、舛添さんに「失笑を禁じ得ない」と一蹴されてしまったそうだ。
そもそも白い服、広義では白装束とも言うそうだけど、日本では白装束と言えば、私の感覚では宗教的な神主や巫女さんとか修験者などが着る白い単衣を思い浮かべ、武士の時代なら言葉は悪いけど「死に装束」という印象。
アメリカ等現代の政治の世界では白い服は女性の参政権云々というけど、私は時代劇の白装束のイメージがどうしても強い。
もちろん白い服が悪いと思っている訳ではないし、白いジャンパーなら持っています。
がしかし、白装束は、かつての大河ドラマでも見られた、伊達政宗が小田原征伐している太閤秀吉の下へ参戦するのが遅れ、死罪を覚悟で白装束をまとい、金の十字架を立てて参上して許しを請うた話をどうしても思い出す。
先日の信長様も、本能寺で着ていた寝間着は白だった。
それはともかく、こうしたパフォーマンスもいいけど、他にやる事があるんじゃないか?と私も舛添さんと同感。
先ずは己の年輩の方に対する言葉遣いを恥じ、直す事。日本では人生の先輩に対しては敬意をもって接すべしと教えられてきたが、台湾では違うのか?。同じだと思うけど。
次に、他人の批判をする前に、自分の失態を謝罪すべき。
それは過去に「二番じゃダメですか?」と言って国民を抑えつけようとし、本来は研究や開発に投じなければならなかった予算を「事業仕分け」なる「値下げ」に走り、結局日本の国力低下に繋げた事。そういえば高速道路料金を無料にすると言ったのにそれも出来なかった。
他人の言葉が伝わらないと卑下するなら、自分の言葉は嘘ばかりで、伝わりすぎて聞きずらいと多くの国民が思っている事を感じて欲しい。
それらの自戒の後に、白い衣装で訴える方が説得力は出ると思いますよ、蓮舫さん。