ワクチン後進国
2021-2-9
今朝も寒い朝を迎えた宮田村です。三寒四温と言いますが、まだまだ寒さとやや暖かいと感じる日が交互に訪れる日々が続きます。体調管理には十分気を付けたいものです。
さて、国会の論戦は続いているようですが、ここにきて、菅首相の答弁が大分安定してきたとの評価のようです。
官僚から与えられたメモや文章を棒読みし、時には間違えたり詰まったりする答弁に批判がありましたが、このところの答弁は安定しているとの事。
その理由は、ここにきて緊急事態宣言の効果が表れだし、新たな感染者数が明らかに減ってきた事が原因と思われるとか。
確かにまだまだ予断は許されないけど、ここ数日は全国の感染者数が減ってきたのは確か。これを見ると、やはり年末年始の国民の移動や飲食が感染拡大をもたらしたのでは?という事はかなり言えそうと思います。
菅首相の肩を持てば、さすれば感染が広がったのは首相が悪い訳ではなく、国民が不要不急な外出や、忘年会などを不用意に行った事によるとも思われる。
昼夜は分からないけど、菅首相は朝食や昼食をいろんな方と食べながら情報交換するそうだけど、当時の夜の外食は例の二階さんに呼ばれた高級ステーキ店での有名人との会食のほかは少ないと思われます。
当然ソーシャルディスタンスなど、感染予防対策が施された場所やお店での会食と思われ、感染拡大は首相が悪い訳でなく国民の方に問題があったと。
さてさて、そうはいってもここから先は、いかに早期にワクチンが摂取できるのか?にかかってきたと思われます。
しかし、昨日の国会でも意見が出たと思うけど、世界の中で日本は、ワクチンの接種が非常に遅い国に属されそうとの話。
既に欧米などOECD加盟国の多くで新型コロナワクチン接種が始まっているのに、我が国は未だ接種開始がいつになるのか不明の状況。
それどころか今日現在、正式に承認されたワクチンが未だに無い状態。ようやく今月15日ごろ米ファイザー社のワクチンが承認される見込みとの事で、その後にようやく接種が始まる様子。
更に、欧州でようやく日本への輸出が許可されたとの報道もあり、ようやく「日本にもワクチンを分けてもらえる」状況になった、言わば世界では完全に「ワクチン後進国」になってしまったと言えそうです。
そもそもワクチンを諸国に公平に配るべきとの意見で、人種や経済的理由で配布する国の優先順位みたいなものが決まるとすれば、これこそ最大の人種差別だと思うけど、世界ではそこは言わずに森さんの女性蔑視ばかりを「差別」と叫ぶみたい。
世界の理不尽な考えに少々嫌気も感じるけど、事、ワクチンに関してよもや我が国が後進国とは思いもよらなかった事実。
ノーベル賞の受賞者も、生物、物理の分野で多くの先生方が居られるのに、よもやのワクチン後進国状態に愕然とします。
ここから先はとある報道にて仕入れた事なので、100%正しいかどうかは定かではありません。
我国がどうしてワクチン後進国になってしまったのか?。
過去には我が国は天然痘や風疹とか結核などのワクチン大国だったそうだけど、その後後遺症や副反応の報告があり、訴訟が起きて国が敗訴する事例が増えた時期があり、予防接種に慎重になってきた過去があるそうな。
確かに、子供たちの世代の中に、ある予防接種をしていない世代があることは承知しています。
そのため国も予防接種に力を入れず、ワクチン開発は日本ではあまり進まなかったとか。
もう一つ、日本は衛生面が非常に良く、外国に比べて疫病の流行が少なくなってきた事。SARS、MERSも幸いにも大流行に至らなかった事で、これらのワクチン開発もあまり進まなかったとか。
そして、2010年には新型インフルエンザ流行を受け、専門家による対策会議で「弱体化していたワクチン製造会社を支援し、生産強化体制を強化すべき」との結論に至ったけど、国と民間企業の橋渡しをする財団が例の「事業仕分け」に遭い、国としてサポートする体制が出来なかったとか。
2009年~2012年は民主党政権時代ですね。
そしてもう一つ気になる記事は、各国のワクチン開発がなぜ未だに進んでいるのかの理由は、軍事的目的があるからとも言われます。
細菌、ウィルス兵器への対応は、国家は勿論、軍の兵士たちにとっては不可欠なもの。しいては国防にとって大事なものです。
我国とて、戦時中にはこの手の兵器を密かに開発していたそうだから、防ぐ方も開発研究していたはず(?)。しかし残念ながら近年は、あの地下鉄サリン事件以外そんな事態は無くなりました。
つまりここにも「平和ボケのツケ」が回ってきたという事でしょうか。
韓国も様子は我が国と同様な様子。ただ、違いは韓国は一度は感染を抑えたという油断から、積極的にワクチンを求めなかったという失策があるようです。
我国は、慎重な治験や結果報告を求めるがために遅れてしまったという事情もあるようです。残念ながらワクチン後進国は認めざるを得ません。
接種が始まっても、副反応が怖くて接種を拒む方も居るようです。それは当然の事です。
しかし、私は各国の治験の報告から、接種して感染確立を下げる事の方が得策と考えています。