麒麟ロス

2021-2-8

 昨日の日曜日は暖かかったけど、夕方は雨が少し降り、乾燥が心配だったからやや安堵も、今朝は西おろしの小雪が舞う冬の気配に戻っている宮田村です。
 昨日の日曜午前のニュースや討論、バラエティーなど各局の番組で森会長の女性蔑視発言が取り上げられ、タレントや政治評論家の方々が好き勝手に森さんの批判をするのを聞いていて、日本は男女差別問題は後進国だと思う一方、男尊女卑の時代を多く過ごしてきたであろう森さんが、今更こうした発言で非難されるのはちょっと酷かなとも思ったり。
もちろん現代にまったくそぐわぬ女性蔑視発言だけど、昭和の時代や戦中戦後まで、残念ながら日本はそんな国だったんだろうと思います。
森さんは昭和の時代の政治家だったとも言えます。
しかし、国民の声は恐ろしい。森さん不適任と答える世論は半数を超え60%にも迫るというから、森さん、返す返すも残念な発言をしてしまったものです。
 さて、そんな日曜日の夜は、大河ドラマ「麒麟がくる」の最終回、本能寺の変を楽しみにされていた方が多いと思います。もちろん私もその一人。
そしてその終末が、期待したものと、意外な形と見た人たちを様々な思いにさせたようで、SNS上では大変な反響になっているとか。
昨年の1月スタートした大河ドラマ第59作目の麒麟がくるは、当初からアクシデントの連続でした。
主演?女優の大麻問題で急遽交代騒動となり、撮影やり直し騒動で放映開始が1月19日にまで遅れる事に。
その後は新型コロナ禍で3か月も撮影が出来ず、放送も中断。前半の再放送を繰り返していたのかな?。
そして最終回まで越年で放映したのは過去にない事だそうだ。毎年年末に総集編を見るのも楽しみの一つだけど、昨年末は総集編どころからドラマは佳境というところでした。
 そもそも明智光秀といえば「三日天下」が同時に聞こえる、どちらかと言えば歴史上は悪役。その後の石田三成も同様に、最後に敗北を喫すれば歴史上は、いや、大河ドラマではまず悪役に回る。
それを今作は原作者の書下ろしにより、幼少期から若年期がよく分かっていない明智光秀の生涯を主役に据えてのドラマは、架空の事も沢山あるのも魅力と言えば魅力。
 少し、史実を探ってみれば、最終回はついに回顧でしか出てこなかった信長の妻・帰蝶(濃姫)も、本能寺の変以降は不明な事が多いとか。生きていたのかどうかも分からないという説もあるそうな。
もちろん光秀も同じ。過去のドラマでは山崎の戦いで敗れ、逃走する山中で夜盗農民の夜襲を受けて竹槍で刺されて亡くなったというのが定説だけど、実は生存し、四国に逃げた説や丹波の山奥でひっそり暮らした説。更には江戸時代の初期3代に亘り幕府を支えた謎の僧侶・天海が光秀ではないか?という説まで。
昨日の麒麟がくるの最終回。ネタバレされているから良いだろうけど、生存していたのでは?をにおわす最後に例によって賛否両論とか。
正直、時間が足りなかったのか、山崎の戦いを描いてくれなかったのは残念。最終回、秀吉と帰蝶さんの出番が少なかったのは、いかにも今ドラマが日程的に押されていたんじゃないか?と思わせたりもします。
しかし、本能寺の変の描きが良かったなど、全国で今、いわゆる「麒麟ロス」が起きています。
 大河ドラマは本当に面白い作品が多いですね。でも、次の次の次まで決まり、主演が松潤ってのも、これからようやく始まる「青天を衝け」に対し、ちょっと失礼な気がしますが・・・NHK内輪の問題か。
 ところで最後に余談ですが、大河ドラマで近年人気だった「龍馬伝」。福山主演がカッコ良すぎると評判だったけど史実上不明とされる竜馬を暗殺した者は誰?との話。
私は最近読んでる浅田次郎氏の説、新選組・斎藤一が一太刀で・・・と言うのを信じたい。もちろん、新選組としてでないというのも捕捉しますが。
明智光秀の生涯と共に、分からない事が多いのも歴史の面白さ。大河ドラマはだから面白いと思うのです。
麒麟ロスにしばらく浸って下さい。森さんの話よりよっぽど良いと思います。

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