原発処理水海洋放出問題

2021-4-15

 新型コロナ感染拡大を毎日つぶやかねばならぬほど、全国の感染者数は増え続けています。
我長野県も昨日は62人と発表され、完全に第4波到来という状況になってしまいました。
 そんな中で現在、長野県は参議員議員の補欠選挙が行われていますが、投票にも新型コロナ対策がなされているそうで、投票所での感染防止策はもちろん、感染者の不在者投票などにも気を使っているそうで、それは大変ありがたい事だと思います。
一票の大切さを感じるものですが、感染していない人は自らの一票を更に大切にしなければなりません。
 さて、そんなご時世の最中、政府は福島第一原発の処理水を海に放出することを決め、国内は勿論、海外からも批判を浴びています。
国家のおやりになる事に、いちいち文句は言いたくないですが、流石に事が放射性物質とか汚染とかいう事となれば、懸念は抱くもの。
ましてやこのところの東電の様々な行為は、国民にとって必ずしも良い事ばかりじゃなく、人によっては「信用できない」という人もいます。
今回の汚染水の放流は、汚染の濃度などは国の基準以下とされ海外諸国のそれに比べてもまったく低い値だというから、本来は容認できるもの。
ましてやあの福島第一原発の様子をニュースで見れば、どでかいタンクがどんどん増えてもはや空き地がないほど設置され、もうこれ以上は設置できないものと見えます。
 また、お金というなら「かけほうけ」で、いくらあっても足りない状況が見えますから、放流したい気持ちと事情はよく解ります。
これに対し、自国の事は差し置き、韓国や中国などが猛反発。韓国は国際海洋報裁へ提訴すると言っているそうです。
日本国内でも、地元漁業関係者を始め多くの方が風評被害を懸念して猛反発しています。当然のことだと思います。
せっかく10年がかりで風評を封じ、ようやく再開できたという漁業の皆さんの努力が、また元に戻る可能性も否めません。
 しかし、現実には海への放流しかないと思われます。
問題は政府の言うように、本当に汚染濃度が低い処理水のみが放流されるんですよねというところかと思います。
政府はともかく、東電とお役人さんのこの頃の所作を見ていると、あまり信用できないというのが本音ではないでしょうか。困った事です。
政府には、これらの意見を真摯に受け止め、絶対に嘘の無いようにお願いしたいもの、いや、間違っても高濃度の処理水を放流しないようにしてもらわねばなりません。

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